スタッフブログ

2018年10月20日 土曜日

歯ぎしりについて

だいぶ涼しくなって、秋に近づいてきましたね。
今回は歯ぎしりについてお話しします。
寝ている時は誰もが「自分はスヤスヤと眠っている」とお思いでしょう。
しかし寝ている時の事なので、ほとんどの人は気付かないことが多いのです。
歯ぎしりは、顎の異常な緊張によって起こります。
直接の原因となるのは噛み合わせの悪さです。
例えば 歯並びが悪い、顎の骨の形に異常がある、入れ歯が合わない、抜けた歯をそのままにしておくなどです。
歯ぎしりは噛み合わせの悪さ(歯の出っ張り)を直そうと無意識のうちに調整しているのです。
他にもストレスが原因で起こることがあります。
歯ぎしりをする時はとても強い力が働きます。
そのため、歯の表面がすり減ったり、時には歯がかけたりする事もあります。
歯根の部分にも大きな影響を及ぼします。
そうなる前に、家族などから歯ぎしりを指摘される方、朝起きた時に顎や歯に違和感がある方は歯科医院にてご相談くださいね。

投稿者 おおしま歯科 | 記事URL

2018年10月 6日 土曜日

歯みがきをサボっているとインフルエンザにかかりやすい?!

毎年流行するインフルエンザ。なんとかして予防したいですよね。
手洗い・うがい・予防接種の他に、歯みがきも大事だという事をご存知でしょうか?
細菌は栄養源があって条件が整えば仲間を増やすことができます。
でもウイルスは違います。いきている細胞に入り込み、その細胞からエネルギーや栄養をもらわないと仲間を増やせません。
インフルエンザのウイルスはノドの粘膜(上気道粘膜)をターゲットにします。
ウイルスとしては、ノドの粘膜のレセプターに吸着できればしめたもの。
あとは細胞の扉の鍵を開けて入り込むだけです。
ところがノドの粘膜のレセプターは、普段粘膜でおおわれて隠れています。
ウイルスは吸着しようとしますが、粘膜が邪魔になります。(この時が、ガラガラうがいでウイルスを追い出すチャンスです)
プラーク(歯垢)に潜む細菌たちが出す酵素は、ノド粘膜を守っている粘液を溶かし破壊します。
そのためレセプターが丸出しになって、ウイルスが吸着しやすくなります。
そのうえウイルスが細胞に入り込む時に使う鍵をバージョンアップさせ容易に入りこませてしますのです。
しかも歯周ポケットの中に棲む刺繍病菌の内毒素は、歯ぐきだけでなく気道粘膜を壊します。
ウイルスが侵入しやすくなってしまいますね。
やはり毎日の歯みがきでしっかりとプラークを取り除いて、歯ブラシで取りきれないプラークや歯石は歯科医院で除去・メンテナンスが大事なのですね。
しっかり感染症対策をして、この秋・冬を元気で乗り切りましょう!

投稿者 おおしま歯科 | 記事URL