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2018年10月 6日 土曜日

歯みがきをサボっているとインフルエンザにかかりやすい?!

毎年流行するインフルエンザ。なんとかして予防したいですよね。
手洗い・うがい・予防接種の他に、歯みがきも大事だという事をご存知でしょうか?
細菌は栄養源があって条件が整えば仲間を増やすことができます。
でもウイルスは違います。いきている細胞に入り込み、その細胞からエネルギーや栄養をもらわないと仲間を増やせません。
インフルエンザのウイルスはノドの粘膜(上気道粘膜)をターゲットにします。
ウイルスとしては、ノドの粘膜のレセプターに吸着できればしめたもの。
あとは細胞の扉の鍵を開けて入り込むだけです。
ところがノドの粘膜のレセプターは、普段粘膜でおおわれて隠れています。
ウイルスは吸着しようとしますが、粘膜が邪魔になります。(この時が、ガラガラうがいでウイルスを追い出すチャンスです)
プラーク(歯垢)に潜む細菌たちが出す酵素は、ノド粘膜を守っている粘液を溶かし破壊します。
そのためレセプターが丸出しになって、ウイルスが吸着しやすくなります。
そのうえウイルスが細胞に入り込む時に使う鍵をバージョンアップさせ容易に入りこませてしますのです。
しかも歯周ポケットの中に棲む刺繍病菌の内毒素は、歯ぐきだけでなく気道粘膜を壊します。
ウイルスが侵入しやすくなってしまいますね。
やはり毎日の歯みがきでしっかりとプラークを取り除いて、歯ブラシで取りきれないプラークや歯石は歯科医院で除去・メンテナンスが大事なのですね。
しっかり感染症対策をして、この秋・冬を元気で乗り切りましょう!

投稿者 おおしま歯科