スタッフブログ

2020年3月28日 土曜日

歯周病の進行

1、歯肉炎
歯肉(歯ぐき)が赤く腫れ上がり、歯を磨いたり、リンゴなどをかじったりすると出血します。
この段階ではていねいな歯みがきや歯科医院での処置で元の健康な状態に戻すことも可能です。
2、歯周炎
ポケット(歯肉と歯の間のすきま)が広くなり、そこから出血したり膿が出たりして口臭を感じる場合があります。
ポケットでの炎症が慢性化し、歯根膜、歯槽骨が先端部より溶けていきます。この頃は口臭もあり歯が浮いた感じがします。
強く噛むと痛みを伴い、歯がぐらついてきます。
歯周炎で破壊された歯槽骨や歯肉を元通りにすることはできませんが、進行を止めたり、進行の速度を緩やかにすることはできます。
3、歯が抜ける
歯根を支えている歯槽骨がほとんど溶けてしまいます。
歯根が露出し、歯のグラつきがひどくなり最後には抜けてしまいます。

投稿者 おおしま歯科 | 記事URL

2020年3月14日 土曜日

むし歯の進行と自覚症状について

歯科医院でよく耳にするC1やC2。
どういう意味があり、どういう状態かご説明させていただきます。
「C1」・・痛みなどの自覚症状がなく、エナメル質のみに虫歯がある状態。神経を保存し、むし歯の部分を最小限に除去して充填する治療が可能。
「C2」・・冷たいものを食べるとしみるなど、むし歯が象牙質まで広がっている状態。治療の際には神経を保存しながら、むし歯部分を除去し詰め物をする。
「C3」・・何も口にしないときも痛みを感じるなどむし歯が歯髄まで広がった状態。歯の神経を取り、被せものをするなどの治療が必要になる。
「C4」・・歯冠部の多くを失ったむし歯の末期状態。通常は痛みもないが、歯肉の腫れや根尖部の膿から激痛が生じることも。抜歯するケースも多い。
C1からC4へ行くとむし歯はどんどん深くなっていきます。
それに伴い、治療も回数がかかるようになります。
できるだけ早めに治療するのが最善です。
早期発見も、とても重要です。定期的な検診をおすすめします。

投稿者 おおしま歯科 | 記事URL